■「雨が降ってスリッピーになると技術の差というものが」

 試合後、福岡の長谷部茂利監督は敗戦の要因として挙げたのが大雨の影響だった。特に前半は視界に影響が出るほどの雨に見舞われ、ピッチ上では水しぶきが飛んだ。

 足元が悪い状況でのプレーを余儀なくされたが、「雨が降ってスリッピーになると技術の差というものが出ます。相手はボール技術が高かった」と、先制点の場面での脇坂のプレーに代表されるように悪天候の中でもしっかりと技術を見せたアウェイチームに脱帽するしかなかった。

 これで直近の公式戦3試合での戦績は2勝1分と無敗。得点も3試合で10得点を記録しており、失点数は2。試合前に、ある主力選手はこのまま負けなしが続けば勢いに乗っていくとしていたが、苦しい状況から一転、発言通りの展開に持ち込んで、再びフロンターレらしいサッカーを表現できそうな復調の気配が漂ってきた。

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