■12月5日/カタールW杯 決勝トーナメント・ラウンド16 日本代表ークロアチア代表(アルジャヌーブスタジアム)
サッカー日本代表が新しい景色を見るために大一番に挑む。舞台は、今大会で日本代表が初めて使用するアルジャヌーブスタジアム。ドーハから南に離れた場所にあるスタジアムだ。
対戦するのはクロアチアで、今大会、3度目のヨーロッパのチームとぶつかることとなる。森保ジャパンが欧州と対戦したのは、W杯に至るまで1度だけ。グループリーグでドイツ、スペインの2か国と戦うことが決まってもヨーロッパの国との親善試合を組むことができなかったため苦戦が予想されたが、蓋を開けてみれば2戦2勝。FIFAランクを覆す結果を手にしている。
優勝候補の一角に挙げられていた独西から白星を奪ったとはいえ、クロアチアに勝つのは容易ではない。中盤にルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)やマテオ・コバチッチ(チェルシー)、マルセロ・ブロゾビッチ(インテル)、前線にイバン・ペリシッチ(トッテナム)、最終ラインにヨシュコ・グバルディオル(ライプツィヒ)など、各ポジションに個の立つプレイヤーを擁しており、これまで同様に苦しい展開になることが予想される。
クロアチアはグループリーグ3戦でほぼ同じラインナップで、2戦目と3戦目ではスターティングメンバーも並びも同じ。戦い方はとても柔軟で、日本としては実際にピッチの上で対峙して出方を見る必要がある。
クロアチアは前回大会で準優勝をしているが、それまでに延長戦を3回戦う粘り強さを見せていた。ラウンド16の試合から延長とPKが実装されるだけに、日本もクロアチアもそれを見据えた戦い方が必要になる。