■甲府、琉球、岩手らはすでに監督退任を発表
シーズン終了を待たずに、監督人事のニュースも届いている。
ここまで10位のジェフユナイテッド千葉は、9月の時点でユン・ジョンファン監督の退任を発表した。2020年は14位、21年は8位と順位を上げてきたが、3年目の今シーズンは10位に後退した(41節終了時)。契約満了によりチームを離れることとなった。
FC町田ゼルビアのランコ・ポポヴィッチ監督も退任する。20年の就任時に3年計画でのJ1昇格を目ざし、20年は19位、21年は5位に躍進し、今シーズンはMF翁長聖、FW山口一真、FWヴィニシウス・アラウージョらの即戦力を獲得した。しかし、J1昇格争いに絡むことはできず、残り1試合の時点で14勝9分18敗の13位にとどまっている。
18位のヴァンフォーレ甲府も、吉田達磨監督の退任を発表している。18年以来2度目の就任となった今シーズンは、開幕から中位から下位が定位置となっていた。天皇杯ではJ1勢を連破して初のメジャータイトルをもたらしたものの、J2リーグでは21年の3位から大きく順位を下げた。
J3降格圏が決定したFC琉球といわてグルージャ盛岡も、監督の退任が決まっている。
琉球のナチョ・フェルナンデス監督はシーズン途中から采配をふるい、4勝7分8敗とチームを浮上させることができなかった。
岩手の秋田豊監督は、21年のJ3リーグで2位となり、チームを初のJ2へ導いた。就任3年目の今シーズンは9勝7分25敗で、22位となっている。
最終節が終われば、監督人事のニュースはさらに増えるだろう。シーズンオフに突入しても、各チームの動向を注視していく必要がある。