広島は見事に天皇杯決勝進出を決めたが、その代償はあるだろう。ファイナル行きの切符をつかむため、ターンオーバーせずに主力をつぎ込んだ。その結果の延長勝ちだった。広島はその姿勢を貫いてきており、ラウンド16の後は京都サンガF.C.を相手に引き分け、準々決勝の勝利の3日後には川崎に0-4と大敗した。

 今節の相手は残留争いを続けるヴィッセル神戸だが、調子は上向き。一方、広島の荒木隼人の出場停止などを勘案すると、引き分けに終わる可能性が濃厚だ。

 その他にも、天皇杯から中2日での連戦に加え、J2のヴァンフォーレ甲府に敗れた事実が傷を深くしている鹿島アントラーズなど、2試合が引き分けに終わると考える。そうなると、今回は計5試合がドロー予想になるが、決してあり得ないことではない。今季J1第30節を思い出してほしい。金曜日のサガン鳥栖と鹿島の一戦を皮切りに、6試合がドローに終わっているのだ。5戦ドローは、十分にあり得ることだ。

 J2でも、優勝ではないがJ1昇格が決まる可能性がある。首位のアルビレックス新潟は引き分け以上の結果でJ1復帰を果たせるが、昇格決定は「持ち越し」になるかもしれない。何しろ、乗り込んでくるベガルタ仙台とはホームで4勝3分9敗と、圧倒的に分が悪いのだ。連敗中の仙台もプレーオフ圏内死守へ力を尽くすことを考え、仙台の勝利を予想。ただし、新潟は仙台に敗れても3位ファジアーノ岡山の結果次第で昇格が決まるが、果たして…。

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