横浜FMの優勝決定は持ち越しと予想するが、川崎が詰め寄るとも思えない。川崎も清水相手にドローが予想されるからだ。

 双方の近年のチーム力や、現在の順位を考えると、川崎に軍配が上がりそうに思える。だが、事はそう簡単には運ばないはずだ。

 両チームの対戦成績をみると、川崎が勝ち越してはいるものの、18勝10分11敗と大きく差をつけているわけではない。さらに川崎のホームに限ると9勝7分4敗と、勝率はほぼ変わらないものの引き分け率は26%から35%と、約10%も跳ね上がるのだ。

 川崎は前節、心理的にも痛い星の落とし方をして3戦勝利から見放されている。橘田健人の出場停止というマイナス要素もあり、今節も力を振り絞るだろうが空回りしそうな印象が否めない。ゼ・リカルド監督の下で変化し、さらには台風被害明け初戦でファンに勝利を届けようと気合いが入る清水の奮闘は確実。とはいえ清水は前節が中止となり試合勘の問題もあり、ここはドロー予想が妥当だろう。

 上位2チームの引き分けに、3位サンフレッチェ広島も付き合うと予想する。理由は、ミッドウィークの天皇杯の存在だ。

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