■夏の移籍ウインドーで選手が動く

 夏の移籍ウインドーが7月15日にオープンするのをまえに、J1、J2の各クラブの動きが活発になってきた。

 J2ではファジアーノ岡山が、7月4日にFW永井龍の獲得を発表している。サンフレッチェ広島から期限付き移籍の永井は、V・ファーレン長崎に在籍した16年にJ2で17ゴールをあげている。

 岡山はここまで10勝10分6敗だ。引分けの数が上位6チームでもっとも多い。J1参入プレーオフ圏の第2グループに位置する岡山としては、永井の獲得で勝ち切る強さを高めたいのだろう。

 7月11日には栃木SCが元日本代表の獲得を発表した。FC東京高萩洋次郎を、期限付き移籍で迎えたのだ。

 高萩は今シーズンのFC東京で、ここまで3試合の出場にとどまっていた。5月下旬からはメンバー外が続いており、心機一転と図る。

 時崎悠監督が率いる栃木は、7勝9分10敗の勝点30で17位となっている。チームの課題は得点力で、19ゴールはリーグワーストだ。栃木の3-4-2-1ではセントラルMFと2シャドーが適正ポジションになりそうだが、自身2008年以来となるJ2のピッチに高萩は何を刻むか。35歳の栃木デビューが興味深い。

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