■6月2日/キリンチャレンジカップ2022 日本代表 4‐1 パラグアイ代表(札幌ドーム)
パラグアイに挑む日本代表の先発メンバーは、ワールドカップ最終予選で中軸となったメンバーとは異なるものだった。森保一監督は、「できるだけ多くの選手を使いながら、システムも状況によって試したい」と話すように、カタールでの本番に向けて、貴重な“発掘”の場としたからだ。
そのため、伊藤洋輝がA代表デビューを先発出場で果たし、鎌田大地や堂安律が久々の代表での出場となった。逆に、長友佑都や伊東純也はベンチ入りしたものの出場機会は訪れず、ベンチから外れる選手もいた。
試合後、選手が札幌ドームを一周したあとのピッチで居残りランをする選手がいた。試合に出られなかった選手が走り込みをする姿は日本代表でのお馴染みの光景となっているが、この日はそのメンバーが“豪華”だった。長友佑都や伊東純也など、通常であれば先発メンバーに名を連ねるような選手が居残りランをしたのだ。
走り込みに参加した選手は、総勢10人。長友、伊東に加えて、田中碧、古橋亨梧、上田綺世、権田修一、川島永嗣、柴崎岳、大迫敬介、守田英正だ。現在の日本の中盤の主軸である“守田中”、守護神権田までもが居残りトレーニングをする姿は、かなり新鮮だった。