一番痛いのは、リーグ戦のメンバーを出しながら、結果を手にできなかったチームだ。

 ガンバ大阪セレッソ大阪は、カップ戦での「ダービー」にリーグ戦とほぼ変わらないメンバーを出し、スコアレスで引き分けた。この2チームには、マイナス要素になったとみる。

 G大阪が対戦するFC東京は、先週末のルヴァンカップを落としたが、ターンオーバーを施していた。C大阪が対戦する鹿島アントラーズは、ルヴァンカップでJ2の大分トリニータ相手ながら3-0と快勝。今節、大阪勢は星を落とすと予想する。

 J2からの昇格1年目ながら、京都サンガF.C.は5位につけている。ただし先週は、「連敗」を喫してしまった。

 落としたのは、リーグ戦ではない。新型コロナウイルス陽性反応者が出たために延期となっていたルヴァンカップ第3節、中2日での同第5節という連戦だった。

 変則のスケジュールで、やり繰りの難しさは増したことだろう。苦しい状況で選手を変えながらの戦いで、リーグ戦ではないとはいえ、1-4、0-3という大敗続きは気がかりだ。今節は、ルヴァンカップで逆転勝ちを収めたアビスパ福岡が勝つとみる。

 サガン鳥栖柏レイソルは、ともに先週末のルヴァンカップで勝利した。順位では4位の柏が上に立っているが、ここは鳥栖の勝利を予想する。

 浮き沈みがある時期もあった柏だが、J1初昇格が2012年だった鳥栖と比べれば、タイトル数など実績では大きく差をつけている。今季もすでにルヴァンカップで鳥栖と2戦して1勝1分と勝ち越しているが、実は通算対戦成績では負け越している。

 通算では柏の8勝10分11敗で、リーグ戦では4連敗中だ。両クラブの歴史を鑑みると、この分の悪さは見逃せず、ここは鳥栖が勝つとみる。

 J2では、ジェフユナイテッド千葉が大分トリニータ相手に24勝6分4敗と、圧倒的な戦績を残している。ここまでともに4勝4分4敗同士の対戦は、上位陣相手に引き分けと健闘しつつ、前節ついに5試合ぶりの勝利を手にした千葉が、白星を重ねると予想する。同じく、通算戦績で相手を圧倒するアルビレックス新潟栃木SCの勝利も抑えておきたい。

 J3では、ギラヴァンツ北九州愛媛FCと、J2から降格してきたチームの苦戦を予想。特に愛媛の相手は好調の福島ユナイテッドで、勝点3を献上することになりそうだ。

 今回のtotoの購入締切は4月29日で、インターネット販売は12時55分、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分となっている。

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