■バルサも注目したタレントが加入
そして、ポテンシャルに期待できるのがワンダーキッドたちだ。バルセロナが注視していると報じられたこともある西川潤が、期限付き移籍で加わった。セレッソ大阪ではなかなか出場機会を得られなかったが、ポテンシャルに疑いはない。この期限付き移籍が鳥栖と西川にとって「ウィン・ウィン」のディールになる可能性は十分にある。
前線には、「あの」川崎フロンターレと高校3年時にプロ契約を結んだ宮代大聖を、やはり期限付き移籍ながらも迎えた。川崎から武者修行に出されている段階だが、J1でも十分に戦えることは、昨季の徳島ヴォルティスでもすでに証明済み。計算の立つ選手と言っていいだろう。
また、宮代と昨季の徳島で共闘した垣田裕暉も加入した。やはり強豪である鹿島アントラーズからの期限付き移籍が続いているが、その事実こそがポテンシャルの証明だ。かつて何年も期限付き移籍しながら、鹿島が決して手放さなかった鈴木隆行が、日本代表まで上り詰めた事実を忘れてはいけない。宮代と垣田の連係には、十分に期待が持てるだろう。