■エドゥアルド離脱の穴も埋められる
最終ラインでは、チーム始動後にエドゥアルドが「まさか」の横浜F・マリノスへの移籍。かなり衝撃的かつ痛手の人材流出だが、他の選手にとってはチャンスでもある。今季の大卒新人で最初に加入が発表された孫大河にとって、即戦力であることを示すまたとないチャンスだ。
鳥栖のアカデミーを率いた経歴があり、10代の教え子たちの起用をためらわなかった金明輝監督は去ったが、中野伸哉を筆頭に、若手が臆することなく輝きを放ってきた事実は消えない。その積み重ねは間違いなく今季のチームにも残っている。ピッチに立つ顔ぶれは昨季から大きく変わるが、だからこそ「昨季のメンバーでは得られなかったもの」を手にする可能性があることも事実なのだ。
2014年には5位となった鳥栖だが、2シーズン連続で1ケタ順位で終えたことはない。その新しい歴史を手にすることは、今の鳥栖には大きな意味がある。
タスク:「1ケタ順位」
達成難度:★★★★☆