■中心となるべき20代半ばの選手たち

 本来は国内の他クラブから補強することが少なかったクラブだが、ここ数年は出入りが加速している印象だ。ヴァイラー監督がどのようなフォーメーションを敷くかは分からないが、CBの顔ぶれは大きく変わる。町田浩樹がヨーロッパへの挑戦を選び、犬飼智也浦和レッズへと移籍。その他のポジションでも、レオ・シルバ永木亮太永戸勝也と昨季の主力級がクラブを離れた。

 この重大な局面において、期待を担うのが新しい世代だ。日本代表にも選ばれた荒木遼太郎、同期の染野唯月というプロ3年目の20歳の2人には、これまで以上に存在感を示すことが求められる。

 また中心となっていくべきなのは、20代半ばの選手たちだ。昨季もキャプテンを務めた三竿健人はもちろんのこと、同じ26歳で期限付き移籍から戻ってきた名古新太郎サガン鳥栖から加入した樋口雄太には、新たな刺激をもたらす役目が期待される。さまざまなポジションをこなす樋口は、あらゆるエリアでチーム内競争を高めることだろう。

PHOTO GALLERY ■【画像】20代が引っ張る鹿島の2022年シーズン理想フォーメーション
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