■イニエスタの薫陶を受けた、神戸の若きプレーメーカー

 続いては、ヴィッセル神戸郷家友太

 青森山田高校時代は運動量やゴール前への飛び出しが武器だった。すると2018シーズンに神戸に入団してからは、同年夏から加入したアンドレス・イニエスタの薫陶を受け、もともと高水準だった技術を活かしてゲームメーカーとしての活躍も目を引く。

 偉大なプレーヤーとともに経験を積み、試合の流れを読む能力を高めると、昨季はJ1リーグ32試合に出場。U―23アジアカップウズベキスタン2022予選では10番を背負った逸材だ。

 日本よりスペースが大きく使えるスコットランドでは、さらに余裕を持ってボール保持の局面でチームの舵を取れるだろう。パスワークのなかで活きるリンクマンとして、ポゼッション向きの4-3-3を採用するレンジャーズにすぐに馴染めるはずだ。

 そんな郷家は、右IHとしてフォーメーションに組み込んでいる。

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PHOTO GALLERY ■【図表】レンジャーズに獲得推奨の日本人選手加入後の理想フォーメーション
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