■初のベストイレブンと代表の座を掴み取ったMF
田中碧や三笘薫、中村憲剛が抜けた川崎フロンターレにおいて、今季優勝の原動力となったのが脇坂泰斗だ。今季は公式戦35試合に出場し3得点4アシストを記録。初のJリーグベストイレブンに選出された。脇坂は後半戦特にターンが良くなったように見える。相手とのコンタクトを避けながら、時間とスペースをうまく作れるようになった。
脇坂は2021年3月の国際親善試合とワールドカップアジア2次予選に臨む日本代表に初招集。そして同月25日の韓国代表戦で代表デビューを果たした。その後は代表から遠ざかっていたが、国内組のみで臨む2022年1月のウズベキスタン代表戦の代表に選出された。川崎Fで結果を残し、代表の座を掴み取った。海外移籍となると、年齢やプレースタイルを考えるとチームが限られてくるかもしれない。1、2年以内には海外クラブへ移籍したいところだ。