■鹿島に移籍した鳥栖の元10番
サガン鳥栖で背番号10を背負い、今オフで鹿島アントラーズへの移籍が決まった25歳のMF樋口雄太も今後の活躍を期待したい。鳥栖の下部組織に在籍していた樋口だったが、トップ昇格とはならず。鹿屋体育大学へ進学。2019年に鳥栖へ正式入団。ルーキーイヤーはJ1で1試合の出場にとどまったが、翌シーズンは28試合に出場1得点4アシストを記録。そして背番号10に変更した今季は、キャリアハイとなる37試合に出場し6得点6アシストを記録した。鳥栖の今季の躍進の原動力となった。
樋口は豊富な運動量と抜群のキック精度を武器にする攻撃的MFだ。よりゴールに近い位置で力を発揮しチャンスメイクのみならず、自らゴールを奪うことができる。選手層の厚い鹿島でも、その攻撃センスで主力の座を掴む可能性もある。鹿島で活躍したら、今度は世界だ。欧州5大リーグでのプレーも見てみたい。