2021シーズンのJ1リーグは川崎フロンターレの優勝で幕を閉じた。今回のオフシーズンでも主力選手の移籍も目立つ。最近では、海外移籍も多くなりトップレベルのチームでプレーする選手もいる。今回は、海外移籍を勧めたいJリーガー10人を紹介する。※(1)、(2)各5人ずつ紹介。
■メンタル最強の24歳MF
横浜FCからの加入で川崎フロンターレの新たな中盤のオプションとなったのが24歳MF瀬古樹だ。三菱養和出身の瀬古は明治大学を経て2020年に横浜FCへ正式入団。ルーキーイヤーはリーグ戦33試合に出場し2得点1アシストを記録した。そして今季途中からはチームの主将に抜擢されると、今季リーグ戦33試合1得点7アシストの活躍となった。チームはJ2降格となったが、瀬古は絶対的な存在としてチームを牽引した。
Jリーグ2年目でありながら、シーズン途中に主将に抜擢されその責務を全う。チーム状況が厳しい中、主将としてチームを引っ張ってきた。苦しい状況ではチームを鼓舞、またプレーでも精度の高いキックで抜群の展開力を発揮。中盤の底でリズムを作ることができる。川崎Fの戦術に合うことだろう。年齢的にも後1、2年で海外へ移籍し、Jリーグで鍛えられたメンタル、技術、状況判断などをさらに向上させてほしい。