【サッカー日本代表「1・21」ウズベキスタン戦スタメン分析】古橋亨梧に続く「2人のスピードスター」前田大然・小柏剛と代表初選出・荒木遼太郎がもたらす「森保ジャパンにないもの」(2)!の画像
荒木遼太郎   撮影/原壮史
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■小柏に問われる「強さ」

 12月7日に発表された、来年1月21日にウズベキスタン戦を戦う日本代表メンバーでは、前田大然にも海外移籍の噂がある。旗手怜央と同じように国内残留が起用の前提となるが、彼のスピードが代表の武器となるのは間違いない。

 スピードを強みとするアタッカーとしては、不動の右ウイング伊東純也古橋亨梧浅野拓磨がいる。古橋は5人の交代枠に入ることが確実なカードであり、スピードタイプのもう一枚の交代カードは「浅野か、前田か」という選択になるが、前田はJ1得点王に輝いた最旬の選手である。相手守備陣を後退させるスピードとゴール前での決定力を、ウズベキスタン戦で確認したい。

 初選出の小柏剛も、スピードを強みとする。所属する北海道コンサドーレ札幌では、プロ1年目ながら30試合に出場して7ゴールをマークした。札幌では3-4-2-1の1トップと2シャドーでプレーしているが、日本代表では2列目の競争に加わることになるだろう。

 同タイプの選手を比較する際の基準で、大切になるのは「強さ」だ。コンタクトをできるだけ避けるプレースタイルも成り立つが、それにしてもデュエルで勝負できなければ国際舞台で戦えない。

 今回のウズベキスタン戦でテストされる選手も、「強さ」を示すことが生き残りの条件になるだろう。

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