■金沢、大宮、相模原が生き残りを賭ける
最終節のカードは以下のとおりとなっている。
大宮(勝点39)対群馬(勝点41)
京都サンガF.C.対金沢(勝点40)
東京ヴェルディ対相模原(勝点38)
山形対北九州(勝点35)
北九州については、すでに19位以下が確定している。相模原に勝点で並んでも、得失点差で上回るのは難しい。J3降格が3チームになったとしても、降格は避けられない状況だ。
19位の相模原は勝点3奪取がマストだ。相模原が引分け、大宮が負けると勝点39で並ぶが、得失点差は大宮がマイナス7で相模原がマイナス18だ(数字は41節現在)。1試合で覆せる数字ではない。勝点3を積み上げた先に、J2残留が見えてくる。
大宮は相模原の結果を睨みつつの戦いとなるが、勝って残留を決めたいところだろう。得失点差ではもっとも優れているが、ホーム最終戦に勝利して自力で残留を勝ち取りたい。
金沢も勝点3をつかみたい。引分けでも勝点41となり、相模原が勝っても同勝点だが、得失点差では相模原に劣るからだ。
引分け以下でも残留が決まるのは群馬だ。金沢が勝つと勝点で抜かれるが、大宮、相模原、北九州を勝点で上回ることができる。数字の上ではJ2残留にもっとも近い立場だ。もちろん、油断はできないが。
最終節は12月5日の13時にキックオフされる。最終節までもつれたJ2残留争いは、ついに結末を迎える。