日本代表・森保一監督が「固執する選手6人」(1)三笘薫や田中碧などの活躍も…ベテランボランチ・トップに「こだわる」理由【画像】の画像
大迫勇也 撮影:中地拓也
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 グループB第5節ベトナム代表戦が日本時間11月11日、オマーン代表対日本代表が同11月17日に行われた。アウェイ2連戦をともに1−0で勝利した日本はこれでアジア最終予選3連勝。順位も2位に浮上した。三笘薫田中碧などの若手が活躍する中、森保一監督が固執する選手たちがいる。なぜそこまでこだわるのか。

■ロシアワールドカップで活躍したMF

 原口元気は2018年に行われたロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦ベルギー代表戦でゴールを記録。日本はベルギーを追い詰めたものの、逆転負けを喫した。その試合で先制ゴールを奪い躍動していた一人が原口だ。昨季まではドイツ2部のハノーファーに所属していたが、今季は同1部のウニオン・ベルリンでプレーしている。

 日本ではサイドの印象が強い原口だが、所属するウニオンではトップ下、もしくはインサイドハーフでプレーしている。ロシアワールドカップ終了後も、原口は継続的に森保ジャパンに選出され左ウィングで起用されることが多い。最近では鎌田大地が台頭し、さらに森保ジャパンは4-3-3を採用。日本代表では出場機会が減少している。

 左サイドでは三笘薫や南野拓実、右には伊東純也久保建英、さらには堂安律など戦力は十分すぎる。それでも森保監督は原口を招集し続けている。代表では2019年11月14日のキルギス戦以降ゴールもない。ハイプレスができる原口が守備の部分で貢献しているとも言えるが、いま原口を使い続けるより、三笘や田中のように代表経験が少なくとも活躍できそうな若手を起用する方が良いと感じる。今後、若手の成長を考えるのなら、原口に固執しなくてもよいのではないか。

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