内田篤人「10年は安泰なんじゃない」「ホントにおれ好きだな」【サッカー日本代表対ベトナム代表戦「裏解説」で語った「森保ジャパンの大問題」と「ファインプレイヤー2人」】(2)の画像
内田篤人 撮影/中地拓也
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11月11日、ベトナム・ハノイで行われたワールドカップ・アジア最終予選の日本代表対ベトナム代表。試合の中継はDAZNで行われたが、メインチャンネルと同時に放送された「裏解説」が話題になっている。これは「岩政・内田の裏チャンネル」と銘打たれたコンテンツで、元日本代表で鹿島アントラーズ、ドイツのシャルケ04で活躍した内田篤人氏が、鹿島時代の先輩である岩政大樹氏と組んで同ゲームについて解説したもの。
カジュアルながらも鋭い論説で知られる内田氏は、伊東純也のゴールで1-0で勝利したこの日の日本代表について、多くの言葉で分析を繰り広げた。

 内田氏が“信頼”している選手への評価がよくわかったのは、66分、左サイドでカウンターのピンチになりかかり、内田氏が思わず「あぶないよそれ」と、口にしたシーンだった。

 このシーンは冨安健洋がサイドにボールを蹴りだしたのだが、岩政氏とのやりとりで、内田氏は冨安への絶大な信頼を口にしたのだ。

内田「冨安君さすがです。冨安君いま……10年は安泰なんじゃない日本のセンターバック。片割れって考えたときにさ、板倉(滉)くん、植田ナオ(直道)、そのもう一個下までいくと……」
岩政「町田(浩樹)?瀬古(歩夢)?」
内田「チェイス・アンリとかね」

 と、内田氏は超高校級の福島県・尚志高校のセンターバックの名前を挙げた。

 ほかに、内田氏が信頼している選手が明らかになったのは、日本が2度目の交代を経た75分の場面だった。

 日本は63分に南野拓実OUT、浅野拓磨IN、長友佑都OUT、中山雄太INの交代、そしてこの75分に大迫勇也OUT、柴崎岳IN、田中碧OUT、古橋亨梧IN、という交代を経ていた。これについて、

内田「こう考えるとワンボラ遠藤って外せないんですね」
岩政「もしなんかあったら守田を下げるんじゃない?」
内田「この遠藤ホントにおれ好きだな」(万感の思いを込めて)
岩政「いま嫌いな人いないでしょ」
内田「ねー」

 この両者のやりとりの予言のとおり、85分に守田がイエローカードを受けると、88分に守田英正原口元気が交代。遠藤航は最後までピッチに立ち続けた。

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