■ベトナム戦は選手交代を早めに、かつオマーン戦を念頭に置く
前半から勢いを持って試合を進め、早めの選手交代で控え選手を投入していく。上田綺世、前田大然、三笘薫は、オマーン戦も念頭にベトナム戦で起用しておきたい。ベトナム戦より重圧のかかるオマーン戦が、最終予選デビューとならないようにしておくのだ。
あるいは、彼ら3人のうちひとりを使わずに、大迫を起用してコンディションアップを促すか。いずれにせよ、前線の選手は試合途中で入れ替え、攻撃の活性化につなげたい。
また、オーストラリア戦で警告を受けた守田英正は、試合展開によって早めに下げる。2度目の警告を受けてしまい、オマーンに出場できなくなることを避けるためだ。守田を下げる場合はダブルボランチへ変更し、4-2-3-1や4-2-1-3にシステムを代えてもいいだろう。
さらに言えば、スコアと時間帯によって長友佑都と酒井宏樹を下げ、初代表の旗手怜央を左サイドバックに、山根視来を右サイドバックで起用することも考えたい。旗手と山根が所属する川崎フロンターレは、4-3-3を採用している。日本代表の4-3-3に彼らを組み込み、オマーン戦の選択肢を増やしておきたいのだ。前述した上田、前田、三笘らの起用と同じ意味合いである。
旗手と三笘が左サイドに並べば、川崎Fで培われたコンビネーションを生かすこともできる。田中がピッチに立っていれば、3人の連携も期待できる。右サイドでは田中と山根が連携する。川崎Fでプレーしていた選手、現在もプレーしている選手がこれだけ増えているのだ。4-3-3のシステムに慣れている彼らを、同時に起用するメリットを生かすべきだろう。