■思い切った選手起用でインパクトプレーヤーを増やせ

 ベトナム戦に4-3-3で臨むのは、オマーンを精神的に揺さぶるためでもある。オーストラリア戦に続いて4-3-3でスタートしたら、オマーンのブランコ・イバンコビッチ監督は頭を悩ませるだろう。4-2-3-1と4-3-3を想定して準備をしなければならず、綿密なスカウティングが奏功した9月の対戦をなぞることが難しくなる。

 10月のオーストラリア戦に先発した田中碧に加え、東京五輪世代は9人を数える。今回は招集メンバーが多いとはいえ、チーム結成当初からCBの定位置をつかんでいる富安健洋を含めると、全体の3分の1を占めるまでになっている。

 最終予選を戦いながら世代交代も進められているが、東京五輪世代を実際に起用することで選手層の厚みを増したい。絶対に落とせない2試合だけに、経験を持った選手に頼りたくなる局面ではある。しかし、1チーム2カテゴリーで東京五輪世代も強化してきたのだ。

 彼らの力を信じて起用し、結果をつかむことができれば、オーストラリア撃破でつかんだ勢いはさらに加速する。途中出場で試合の流れを変える「インパクトプレーヤー」を増やすためにも、森保監督には思い切った選手起用を求めたいのだ。

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