■2位グループが全勝しても磐田、京都が有利
今節の勝利で、磐田は勝点72、京都は勝点70とした。3位のV・ファーレン長崎は勝点61、4位のアルビレックス新潟と5位のヴァンフォーレ甲府は勝点60である。
長崎が残り9試合に全勝すると、勝点は「88」になる。新潟と甲府は「87」だ。
勝点72の磐田がこの数字を上回るには、残り9試合で「17」をプラスして「89」にすればいい。具体的な成績としては5勝2分2敗で、6勝3敗なら勝点18の上積みになる。ここまで22勝6分5敗で10試合連続負けなし、さらに主力選手にケガ人がいないチームにとっては、難しいノルマではないだろう。
2位の京都は「19」のプラスで「89」となり、2位以内を確定できる。こちらは6勝1分2敗が、具体的なターゲットになる。磐田と同じく京都も、ここまで5敗しかしていない。
3位以下の3チームが9連勝するというのも、実際のところは考えにくい。長崎は新潟、甲府、磐田との直接対決を残し、新潟は長崎と磐田、甲府は長崎との直接対決を残す。ライバル同士が潰し合えば、上位2チームのノルマはさらに下がる。磐田と京都は最終コーナーへ入ったと言えそうだ。