■京都は「次への緊張感も高まる勝利」

 2位の京都はSC相模原から勝点3を奪った。

 前半は京都らしさが存分に発揮された。前線からアグレッシブにボールを奪いにいき、失っても即時奪回で相手を攻め立てる。

 先制点は38分だった。相手GKが負傷して無人となっているゴールに、ピーター・ウタカが右サイドからシュートを流し込んだ。

 後半に入った68分、またもウタカがネットを揺らす。宮吉拓実が右サイドからクロスを入れ、DFに当たってファーサイドへ流れたボールをきっちり押し込んだ。

 首位の磐田とは得失点差でも競っており、京都とすれば無失点で終えたかっただろう。それだけに、76分の失点をチョウ・キジェ監督は悔やんだ。

「初めて取られたCKで簡単に失点したこと、先週もCKから取られたにもかかわらず同じように失点したことに対して、危機感のない選手ではここから先の厳しい戦いを乗り越えていけないことを、厳しく言いました」

 チョウ監督はさらに、「後半の最後のほうの時間は、今年のなかでも一番酷かった」と話した。ただ、と続ける。

「楽に点差を開けて勝つのではなく、こういう勝ちかたをしたことで次への緊張感も高まると思いますし、我々がそういうところを勘違いしないように進んでいかなければならないということを、教えられた試合になりました。自分のマネジメントの力不足も含め、もう一度選手たちと話をして、きっちり改善したいと思います」

 勝ってなお足元を見つめる姿勢は、シーズン当初から変わらないものだ。京都に油断はない。

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