「勝点3がマスト」の10・7サウジアラビア戦、久保建英&伊東純也&古橋亨梧「勝利した中国戦の2列目全員不在」と「不安な試合勘」…垂れ込める「暗雲」【サッカー日本代表10月決戦】(1)の画像
サッカー日本代表   写真/JFA

■2位以内でのW杯出場には連勝がマスト

 勝たなければいけない2試合である。10月7日のサウジアラビア戦と、同12日のオーストラリア戦だ。

 カタールW杯アジア最終予選グループBは、9月の2試合を終えてオーストラリアとサウジが勝点6で首位に立ち、勝点3の日本はオマーンに次ぐ4位となっている。オーストラリアは7日にオマーンと、サウジは12日に中国と対戦するが、日本は直接対決で連勝すれば勝点は9となり、オーストラリアとサウジが別カードに勝利しても同勝点で並ぶことができる。

 1勝1分は最低ラインだ。2引分けでは予選突破に黄色信号が灯る。連敗するようなことがあったら、2位以内でのW杯出場は絶望的だ。

 サウジ戦はアウェイゲームである。ヨーロッパも日本も暑さが落ち着いてきたが、試合が行なわれるジェッダは日中の最高気温が35度から37度で推移していく予想だ。日本ほど湿気はないものの、日が落ちても暑さは居座る。気候の変化は厳しい。

 それでも、海外組は日本へ帰国するより移動距離が短くて済む。時差もほとんどない。ドイツ、イタリア、フランス、オランダ、ベルギーなどは、1時間進むだけだ。9月のオマーン戦よりも、コンディションはいいと考えられる。

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