■「森保監督のマネジメントはうまかったと思う」

後藤「本田圭佑が行ったよ。メキシコは給料良いんだよ」

大住「ああ、たしかに本田がいたね。もちろんメキシコ・リーグが日本の若手選手を使ってくれるかどうかは分からないよ。でもさ、みんなスペインに行きたいってばかり言っていないで、若手をメキシコ・リーグに行かせて鍛えてもらっても良いんじゃないか、って思うくらい、メキシコの国内組はすごかったね。あんなに力を持った選手たちなら、ヨーロッパで活躍もできそうだけど」

後藤「行かないよね。フル代表だって、メキシコはほとんど国内にいるでしょ。それにアルゼンチンやブラジル代表の選手の中には、メキシコ・リーグ所属の選手もいるしね。大会のフランスの2人のオーバーエイジもメキシコのクラブ所属だったし」

大住「そうか、アルゼンチンとブラジルにも勝たないといけないんだな」

―今大会を通じて、森保監督のマネジメントはいかがでしたか?

大住「僕は悪くなかったと思う。最初は久保と堂安に頼りすぎかなという感じはあったけど、準決勝のあの場面でしっかり外しているし。逆にその2人が、攻撃の中でとびぬけた力を持っているから、これからの日本代表でも中心になっていくのは明らか。そして、その2人を伸ばすための使い方をしているし、チャレンジもさせている。だから、良かったんじゃないかな。

 それにチーム全体のバランスをよく見ていた。板倉の使い方なんかにしてもね。交代に関しては理にかなっていた、というより、キチンとしていた気がする。思いつきで投げやりのような交代がなかったよね」

後藤「その意味のマネジメントは上手かった、そして森保監督はもともと上手い人だよね」


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