8月3日、東京五輪男子サッカーの準決勝に臨んだ日本代表。優勝候補のスペイン代表を相手に延長戦を戦い0−1で敗れた。久保建英、堂安律を中心に攻め、吉田麻也、板倉滉が鉄壁の守りを見せ、120分のうち115分を無失点に抑えたものの、最後の最後でマルコ・アセンシオにスーパーなゴールを決められた。6日には銅メダルを懸け、メキシコ代表との3位決定戦を控えるなか、大住良之と後藤健生が日本のサッカーについて激論を交わしたーー。
後藤「いまのA代表と五輪代表、非常に楽しみですね」
―だけど、その前に3位決定戦ですね。
後藤「またメキシコか」
大住「1968年五輪のあの時のメキシコとは違うからね」
後藤「こっちにも釜本邦茂いないしね」
大住「今日、後藤さんも観たでしょう? ブラジルとメキシコの準決勝。もう、みんな守備強い」
後藤「ほんとにこれは最後まで入らない、っていうのが途中で分かっちゃったよね」
大住「守備合戦だよね。ブラジルの守備の強いこと! ボランチの2人、すごいったらない。メキシコも守備が強くて、ブラジルの攻撃を平気で跳ね返してるんだよね」
後藤「グループリーグのメキシコ戦で2点取れたのは奇跡としか言いようがない」
大住「ラッキーパンチだったよね」
後藤「VARのPKとかね。次の試合ではなかなか点とるの大変だろうし。1つのポイントは、メキシコはどれだけ銅メダルを欲しがっているのかなっていうことだけど、メキシコはけっこう欲しがるだろうね。ブラジルやスペインは準決勝で負けたら3位決定戦なんてもういいやと思うかもしれないけど、メキシコはそうは思わないだろうね。
3位決定戦というのは、ワールドカップでもそうだけどホントの優勝狙ってるチームは準決勝で負けると控え選手出したりするけど、そういうことはメキシコはないね」