■「板倉は本当に成長した」「吉田を休ませてみるとか」
―日本も欲しいですよね。銅メダルが。
大住「元気な選手を出すしかないんじゃないの。だからといって、吉田麻也も冨安健洋も外して瀬古歩夢と町田浩樹ってわけにはいかないだろうけど……。口でも頭でも、“3位決定戦も大事な試合”って思うんだけど、体が動くかどうかは別だよね」
後藤「同じ条件でも決勝なら動くってことがあるかもしれないけど、銅メダルというのをサッカー選手がどう考えるか」
大住「メキシコ五輪の時も、準決勝でボロ負けしてがっかりしてたら、クラマーが銅っていうのもいい色だよ、っていってみんな気が変わったんだよね。
森保一監督は、気を引き締めてやりたい、って言ってたけどね。“もう1回反発力を!”って言ってたけど、大変だと思うよ。しかもメキシコだしね。ブラジルでも同じだけど」
後藤「いや、3位決定戦の相手がブラジルだ、っていったら選手も少しは気持ち入ると思うけど、メキシコとは1回やってるしさ。ブラジルは本気ではなくて手を抜いてくれるかもしれない」
大住「いや、ブラジルはサッカーで手を抜くこと知らないんじゃない? 負けていいなんて、まったく思わないよ。どんなサッカーでも。
メキシコも非常に厳しいチームだけど、スペインほど、ぎしぎしと締め付けてくるチームじゃないから。もう少し攻撃がちゃんとできるんじゃない?」
後藤「たとえば吉田を休ませてみるのはどうだろう? こえれからの試合で吉田が使えない状況もありえるんだから、板倉と冨安のコンビに任せてみるのも将来のためにはいいかもね」