■DAZNの番組『Jリーグジャッジ「リプレイ」』もチェック

--ところで、4級審判員の資格も持っているんですよね?

「高校に入ってから競技としてのサッカーを本格的に始めたのですが、それ以前からやっていた人とは、レベルの差が大きくて。あと、当時の高校は男女サッカーだったのもあって、女子は2人しかいなくて。女子の初心者ということでなめられたりするのがすごく悲しかったんです。“このままでは嫌だなぁ。でも、フィールドには絶対に立ちたいなぁ”と思って、何かないかと探していたんですよね」

――なるほど。

「実際に“サッカーの選手ができない でもサッカーに関わりたい”というワードで検索してみたりして。そうしたら、監督、栄養士、サッカー選手の奥さん……みたいにいろいろ出てきたのですが、そのなかに審判もあったんです。自分はもともと、長距離走が得意だったし、“今からでも目指せるのではないか”と考えました。それが去年の11月のことだったんですけど、そこから勉強を始めて、今年の5月くらいに4級審判員の資格を取れました」

――今後は3級や2級にも挑戦するつもりですか?

「はい、絶対に合格したいですし、最終的には女子1級審判員を目標に今は頑張っています」

――ということは一つの判定を分析していくDAZNの番組『Jリーグジャッジ「リプレイ」』などを見て勉強したりも?

「見ていますね。“なんでルールを変えるんや?”とか“また覚えることが増える。やめて~”とか思ったりもしながら(笑)」

――ボランチさんのような活動をしていると「ミーハー」とか「ニワカ」と批判されることもありそうですが、審判員の資格を持ち、上級の資格取得を目指していることが伝われば、周囲の目も変わってくるかもしれませんね。

「そうですね。“ミーハー”と言われて、すごく傷つくことはあるので……。

 たとえば、ライブ(※ファンと交流できるLIVE配信)に参加してくれた人とは、“あの試合のこういうところが良かったですよね”みたいな会話もできて、“サッカーをちゃんと見ているんだな”と感じもらえると思うんです。でも、私はサッカーのユニフォームを着て動画を出しているだけで、動画内ではサッカーのことをそこまで触れているわけではないので、ミーハーだと思われてしまう部分はありますよね」

【その(2)へ】

えのき・あさき SNS総フォロワー42万人の16歳。TikToker、タレントとして活躍中。ABEMA「恋する♡週末ホームステイ in the Resort」(2021年8月24日開始)〜。趣味は高校サッカー観戦で、審判のライセンスの4級を所持。持っています。サッカー関連の仕事では、KONAMI「eFootball」YouTubeチャンネル初代女子マネージャーとして出演。「サッカー女子」として知名度上昇中で、ゲームではAPEXが得意。

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