■「アディショナルタイムに失点して、アディショナルタイムに追いついたスペイン」
―もしかしたら、林大地に声がかかるかもしれませんしね?
後藤「そうだね。レアルマドリードから2得点した柴崎岳はスペインに渡ったしね」
大住「スペインの準々決勝、対コートジボワール戦を前半終了まで見たけど。相手のコートジボワールは、彼ららしいサッカーをしていたね。そういうフィジカルの強さとか出されると、スペインもタジタジになるところはあった。でも最終的には、スペインが追いついた」
後藤「アディショナルタイムに失点して、アディショナルタイムに追いついた」
大住「やっぱり、スペインはオーバーエイジの選手をしっかりと連れてきているし、今大会で何かを成し遂げようする意志をヒシヒシと感じるよね」
後藤「ユーロに出ていた選手を何人も連れてきちゃうんだからね」
大住「ありえないよね。だから、この間の神戸で対戦(※7月17日の親善試合。1―1のドロー。堂安律がゴールを決めた)はしたけど、準決勝での対戦では、この間とは全然違うと考えたほうがいい」
後藤「あの時は、ユーロに出ていた選手は疲れていたしね」
大住「しかも、日本に来たばっかりで試合してね」
後藤「だけど、五輪本大会が進むことによって疲れも溜まっているだろうし。ユーロから出続けている選手の疲労度なんて、想像できないくらい。だから、どうなるかは分からない」
大住「言えるのは、日本の一番いいものを見せないと勝負にならないということ。ニュージーランド戦のように間延びした、選手間の距離が遠くて、ディフェンスラインを押しあげないようなサッカーをしていたら勝負になんてならないよ」