■「ギャンブルだったね」

―0対1で負けている状況にもかかわらず、時間を使ってそのままゲームを終わらせようとしたんでしたね。他会場のコロンビア対セネガル戦で、コロンビアが先制した、という情報を得て、負けた状況でボール回しを指示した。

後藤「あれができるのは西野監督だけ。森保一監督の性格からすると、そんなギャンブルはしないというのは分かっていたけど、僕はもうちょっとメンバーを変えるべきかなと思った」

大住「休ませなきゃいけないのは分かるんだけど、休ませたからといって次のパフォーマンスが良くなるわけじゃないしさ。逆のパターンも結構あるんだよね」

後藤「だからギャンブルなんですよ、必ず良くなるというのはギャンブルにはならない」

大住「フランス戦は酒井宏樹に代えて、橋岡大樹を出したし。それから遠藤も休ませたし」

後藤「早めに点差をつけて、選手を休ませるというのは理想の形だよね」

大住「後半の立ち上がりで、フランスがかなり来たじゃない?あれをしのいで、日本はまたチャンスを作った。出たばかりの橋岡大樹のクロスを旗手がヘディングミスをした、あのあたりからは危ない感じはしなくなった。相手も力尽きた感じだったし」

第2回につづく
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