■「メンバーは変えるべきだと思う」「僕は変えない方がいいと思った」
後藤「前にサイドバックができる旗手がいると、中山が出て行った時にカバーもできるから、安心して攻撃参加できるよね。前が相馬や三笘薫だと、出て行っても大丈夫かな、って心配になるけど。旗手は戻って守備してくれそう。だから、フランス戦の左サイドの判断はとても良かったね。サイド攻撃が強い相手には、あれは使える」
大住「フランス戦はもしかしたら、もう少しメンバーを変えるのではないかと思っていた」
後藤「僕は変えるべきだと思っていたよ」
大住「僕はメンバーを変えるべきではないと考えていたんだよね」
後藤「イエローカードを持っている人はなるべくいないほうがいいから、たとえば、田中碧と遠藤航はどちらかがいなくても良かった気がした。あそこが、もしも2人ともいなくなったら、決勝トーナメントは相当やばいでしょ?だから、ひとりは温存しておくべきかなって」
大住「遠藤はずっと出っぱなしだしね」
後藤「だから、いなくなったら困る人は温存するべきではなかったのかなと思うけど」
大住「ただ、今までいろんな大会を見てきて、3試合目に温存して、4試合目が良くなったっていうパターンが、ほとんどないんだよね」
後藤「2018年のロシアワールドカップは、西野朗監督の大ギャンブルが効いたじゃないですか」
―1次リーグ最終戦のポーランド戦で、先発6人を入れ替えてましたね。
後藤「まだまだ全然どうなるかわかんないような状況で、あのギャンブルをしたのはビックリした」
大住「しかも、ギャンブルを2回したからね」
後藤「そうそう。最後の最後で、また大ギャンブルをした。あれは西野監督じゃないとできないよ」
大住「日本サッカー界はじまって以来の大ギャンブルだよね?」