■時差調整などへのパワーは不必要

 プランをすべてこの2連戦で試すことは困難だし、しなくていい。相手チームに情報を与えることにもなるし、180分は短い。代表合宿と実戦をうまく生かして、チーム作りを進めるべきだ。そういう意味で、東京五輪はすでに始まっている。他国での大会となれば、今頃は時差調整や異国ゆえの生活環境などといった面にもパワーが注がれるところだろう。しかし、今回の舞台は日本。存分にチーム作りを進めることができる。
 最後のポイントは、今までに上げた2点の“基準”となるものだが、スターティングメンバーの見極めだ。相手によって変えることもあるだろうが、まずは“基準”をしっかりしなければならない。現在、メンバー入りしているのは22人。その中で、11人に近いのは誰なのか――。

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