■7月12日/キリンチャレンジカップ U-24日本代表 ― U-24ホンジュラス代表(ヨドコウ桜スタジアム)
■7月17日/キリンチャレンジカップ U-24日本代表 ― U-24スペイン代表(ノエビアスタジアム神戸)
ついに開幕する東京五輪。日本代表は、南アフリカ(7月22日・東京)、メキシコ(25日・埼玉)、フランス(28日・横浜国際)の3連戦を前に、ホンジュラスとスペインと対戦する。このキリンチャレンジカップは、22人のメンバー決定後最初の試合であり、本番を前にしたラスト2連戦が持つ意味は重い。金メダルに向けてこの時間をどう過ごすべきか、検証する。
本番直前の2試合、北中米カリブ代表のホンジュラス戦はメキシコを、ヨーロッパ代表のスペイン戦はフランスを想定した対戦相手であり、格好のシュミレーションとなる。その一方で、2試合を通して求められるものもある。それは大きくいえば日本代表の戦い方だ。6月には日本A代表戦、ガーナ戦、ジャマイカ戦の3試合を戦ったが、メンバー選考の色合いが濃かった。選手としては、組織の中で自分の価値をどう見せるかに主眼が置かれていたし、スタッフ陣としても、どういう組み合わせでどう戦うべきかを見極めていた。
しかし、22人のメンバーはすでに決まった。試合ごとにベンチ入りする18人を選ぶ作業は残っているが、この2連戦は戦い方を浸透させることが目的だ。ある程度スタメンを見極め、その中で連携や戦い方を磨く。ビルドアップやボールの奪いどころを共有し、あるいは、攻撃面で準備した形を用意する。その中で、課題を見つけて修正していく。チームの骨格はすでに見えつつあるが、改めてそれを求めていくことになる。