■二田の今後も期待できそうだ

 ただし二田自身は、もちろん満足していない。

 渾身のシュートはセーブされ、チアゴ・マルチンスに簡単に吹っ飛ばされる場面もあった。「いざピッチに立ってみると力のなさというのを感じさせられて、まだまだ自分は何もできないなと」そう語る 彼は試合後、サポーターのもとへ向かう時に下唇を噛んでいた。

 二田のトップチームでのキャリアは悔しさからスタートしたが、中野のようにJ1での試合を重ねていく中ですぐに計算の立つ選手になるだろう。今の鳥栖はそういう土壌が出来上がっているし、何より彼自身がたった12分でそれを予感させるプレーと振る舞いを見せたのだから。


■試合結果

横浜F・マリノス 2-0 サガン鳥栖

■得点

63分 マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス)
87分 和田拓也(横浜F・マリノス)

 

PHOTO GALLERY 横浜FM対鳥栖戦の写真 20210624
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