【J1分析】「横浜FM対鳥栖」2003年生まれの高校生2人(2)「最後の交代」で二田と中野伸哉が登場した意味の画像
鳥栖の最後の交代は高校生2人だった 撮影/原壮史
横浜FM対鳥栖戦の写真 20210624
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【明治安田生命J1リーグ 第19節 横浜F・マリノスvsサガン鳥栖 2021年6月23日 19:01キックオフ】


 この試合には敗れたものの、前半戦を終えて9勝6分3敗の5位と好調な成績を残した鳥栖は、自慢のユースから上がってきた選手たちと、彼らに足りない強さ、大きさ、速さを補うべく獲得してきた林や山下敬大小屋松知哉らが融合し、それを後方から朴一圭エドゥアルド島川俊郎らが指示でもプレーでも支えている、というチームとしてバランスの良い状態にある。

 今回、なんとしても追い付きたいという最後の交代で登場するのが2人の高校生だったということ。それが1人はすでに計算の立つ安定している選手で、1人はデビュー戦だということ。さらにそのデビュー戦の選手の交代相手がチームのエースで、しかもすぐにプレーで良さを発揮してみせたこと。これらは鳥栖というクラブが歩んでいる道の魅力を再確認させられるものだった。

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