２０２１年５月２８日から6月１５日にかけて、サッカー日本代表は男女Ａ代表、Ｕ－２４合わせ「ドドドド怒涛の９連戦」と題された１９日間で９連戦という日程でのゲームスケジュールを組んだ。Ｗ杯の二次予選、ドラガン・ストイコビッチ率いるセルビアとのゲーム、そして東京五輪に向けた最終選考のための試合……。大住良之、後藤健生という観戦歴５０年を超えるサッカージャーナリスト２人をしても、ここまで集中して日本代表の試合を取材するのは初めてのこと。各日本代表について、縦横無尽に２人が語り合う！
大住「五輪代表は、右サイドバックは誰が入るんだろう？旗手怜央じゃないだろうな……古賀太陽か」
後藤「今のメンバーだと、右サイドバックは橋岡大樹か、菅原由勢だよね？」
―サイドバック問題は、左サイドのほうが大きい気はしますけどね。
大住「左サイドは中山で決まりでしょ？ 中山はあのポジションがいいんじゃないの？ボランチは少し厳しいけどね」
大住「ボランチで良いのは、板倉滉かな」
後藤「板倉ならば、田中碧とユースの時に、フロンターレで一緒にプレーしていたからね」
―橋岡も、この間はセンターバックに入っていましたね？
後藤「そうそう」
大住「橋岡はヘディングがすごく強いんだよね」
後藤「身体能力が高いよね。だって陸上一家なんでしょ？」
大住「いとこがオリンピック選手。走り幅跳びの選手でオリンピックの有力候補らしい。ただ、橋岡のプレーは、浦和にいた時からそこまで伸びていないなって感じ。技術的には少し落ちるかな」
後藤「橋岡は、もう１年くらい浦和にいれば良かったんだよ」
大住「うん」
後藤「リカルド・ロドリゲス監督がうまく使ってくれたかもしれない」
大住「そうだよね」
