■「鎌田と南野が組むのは面白かった」

―それはそれで問題ですね。

大住「いや、大迫タイプはなかなかいないよ」

後藤「前のほうでボールを収めて、何かしてくれるのは本田圭佑以来じゃない?」

大住「うん、そうだね。2019年に大迫がいない時期がしばらくあって、最終的にどういう形で落ち着いたかと言うと、南野拓実鎌田大地で前をやって、入れ替わりながら担当しているというもの。やっぱり、誰か1人だけでそういう役割が出来なかったんだよ」

後藤「鎌田は、けっこう収めるからね。けど、トップではない。だから南野と組むのは面白い。あるいは鎌田がトップ下で収めて、裏抜けする選手にパスを出すというのも考えられる。鎌田がフランクフルトでやっていた仕事は、それだからね」

大住「だから、あの2人が入れ替わりながら真ん中をやるというのが、2019年の最後のほうだったかな。大迫がいないなら、こういう形でやるしかないのか、という感じだったよね」

後藤「タジキスタン戦でそれをやれば良かったのに」

大住「浅野拓磨って、サイドはやらせないんだね?この間、少しだけやらせていたかな?浅野って、右サイドとかに置いたらすごいと思うんだけどな」

後藤「ドリブルしたままどこかに行っちゃうんじゃないの?」

大住「ははは」

田川亨介は収めてくれませんか?

大住「田川は収めるタイプじゃないから、馬力で突っ走っていくタイプ。だけどそのスピードも、アンダー20の頃のほうが凶暴な感じがしたね。なんだか、みんな大人しくなっていっちゃう」

後藤「みんなが言うよね?アンダー20の頃の田川のスピードは魅力的だったって」

大住「今は、ちょっと迫力がないよね」

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