■「うまくいけばＷ杯にまで生かせると思う」
―ガーナ戦の１点目は良い感じでしたね？
大住「２人で真ん中を破って、久保がシュートを打って、堂安がこぼれ球を蹴りこんだやつね」
後藤「スペインでも久保は、ああいうシュートが何度もあるよね」
大住「昨日、横内昭展監督は基本的には堂安が右、久保はトップ下と並べて、 流れの中で自由にやっていいよ、と言ったんだけど。何か違うんだよな。自由に入れ替わっているからいいじゃん、ということではなくて。やっぱり、逆のほうがうまくいくのではないか、という考えが捨てられないんだよ。後藤さんはどう思う？」
後藤「もう何試合かできると、答えは自然と出てくるんだけどね。だから、次の試合では逆にしてみるとか？」
―それは面白いですね。
後藤「２人とも頭はいいから。ある程度の時間をかければ、自然とできるはず」
大住「そうそう。その違いは ４５と、５５くらいの僅かな差かもしれないんだよね。だけど、 今のままだと両方とも、何かもったいないなという感じ。堂安が中にいないのはもったいないし、久保に重荷を背負わせるのももったいない。堂安ならば、重荷を背負っても平気だと思うんだよね」
後藤「久保も本来の出来ならば、それくらいを重荷と思うような存在ではないんだけどね。今はクラブがうまくいってないから」
大住「もしあそこが上手く機能したら、オリンピックを越えて、ワールドカップまで日本の力となるよ」
