■「堂安と久保のコンビが気になる」

―ガーナ戦は全般としていかがでしたか?

大住「後藤さんは、相手が弱すぎた、と思ったらしいね」

後藤「そりゃあ相手は、年齢も平均が20歳くらいだったし、身体だって日本人選手のほうが大きかった。たしかに相手は弱かったけど、相手が強い弱いじゃなくて、絶対値として日本チームの出来が良かった。もし相手が強かったら勝てなかったかもしれないけど、そういう結果の問題じゃないから」

大住「ガーナ戦で目についたのは、堂安律久保建英の入れ替わりというか。どんどん自由に入れ替わってプレーをしていた。堂安のほうが外にいる割合は多かったんだけど、基本は堂安が中にいたほうが良いような気がするんだけどな」

後藤「たしかに、肝はあそこだね。今の状態のままでは、十分に能力が活かせていない。けど、可能性はすごい2人だから。あそこで、どういう風にコンビネーションが作れるかというのが、大会でチームが上まで行けるかどうかに関わってくると思う」

大住「見ていると、堂安が久保をしっかりとリスペクトしているようなんだけど。どちらかと言うと堂安がしっかりと主導権を握って、中で攻撃を作り、久保をもっと自由にしてあげると、もっともっと両者の良さが出るような気がする。

久保は、A代表だし自分がアンダー24では中心にならなくてはいけない、という意識が強いと思うんだよね。それは別に悪いことではないけど、そこで堂安が、そこは俺がやるから、っていう感じで、久保をもっと自由にしてあげる。

久保は所属クラブでなかなかうまくいってないこともあって、精神的にはかなり苦しい状態だと思うんだよね。それをどうにか解放してあげられないかなと思う。すると久保の良いところが、さらに出てくる気がするんだよね」

―もう1段階、レベルアップをするような?

大住「うん。だから基本は、堂安をトップ下にして久保を自由にする。どうせあの外側には酒井宏樹が来るんだから。右側のね」

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