■「佐々木は安定感がある」
―冨安健洋が膝をケガして出られずに、そこに板倉滉が入っていたくらいですか?
大住「そうそう。板倉はすごく良くなっていたよ、ボランチとしてもいいし、センターバックとしても昌子源とかと比べると、はるかにパス能力が高い。
それと、今の代表の穴のポジションは左サイドバック。長友佑都しかいないし、長友もだいぶ力が衰えている。ワールドカップに行った時、そこが穴になるんじゃないかなと考えているんだけど、そこに中山雄太が入るか。まあ、アンダー24にもいないんだけどさ。7日のタジキスタン戦だと佐々木翔と、小川諒也か。佐々木は守備が固いよね」
後藤「佐々木は安定感があるから、もし誰もいないなら……」
大住「ちょっと攻撃を犠牲にする感じになるけどね」
後藤「そうするしかないよね」
大住「ミャンマー戦は、今の日本の力をしっかりと見せることができたんじゃない?あそこにJリーグから入るとしたら、田中碧か山根視来くらいかな。ミャンマー戦はヨーロッパ組だけだったからね。
結局は、今の日本代表のテーマというのは、9月からの最終予選なんだよね」
後藤「その前は何もないからね」
大住「そうなると当然、今度はオリンピック組も入ってくるわけで。7日に出ていたメンバーの多くは厳しい状態になっちゃう。
今日こういうメンバーを出してきたという事は、もしかしてセルビア戦を1番重要に考えてんのかな、って思ったくらい」
後藤「それはそうかもしれない。強化のためにね」
大住「セルビア戦で、大迫勇也を含めたら25人になるけど、もしベストの布陣を考えたら、たとえば前のほうは浅野拓磨がトップをやって、伊東純也、鎌田大地、南野拓実。ボランチには守田英正がいて、ディフェンスの右は山根、それから植田直通、長友が出るかな。
そして、センターバックの1人と、ボランチのもう1人を誰か……そうなると、橋本拳人か川辺駿か、っていう感じになるかな。後藤さん、守田って、去年の川崎でやっていた時は守備の強い選手ってイメージだったんだけど……」
後藤「そうそう」