■鬼木監督も好連携に期待した!?
スタッフが旗手のほうを向いたと見るや、田中は食べ終わったゴミをスタッフの別のポケットに入れる。旗手はその姿を見て、さらに大きな笑顔に。その笑顔によって、スタッフは田中の行動に気づかなかったようだ。視線の使い方に、一人が動いてもう一人がそのスペースを使う巧みさなど、さすがJリーグ王者のコンビネーション。スタッフと言えど、翻弄されるしかなかった。
中盤でボールを何度も受けては出してを繰り返す田中と、ポジションにこだわらずチャンスに絡む旗手。その動きを止めるは、かなり難易度が高い。鬼木達監督は旗手を左サイドバックで先発起用したが、勝ち越しを狙う場面で2人を中盤で並べている。ウォーミングアップで見せたこの好連携に期待したのかもしれない。
この試合では引き分けてしまったが、次節の鹿島戦では2人のさらなる好連携を披露してみせる。