◼︎移籍後2試合連続ゴールのユンカー「日本で成長するためにやってきた」
ユンカーは、4月1日にノルウェー1部リーグのボデ・グリムトからの完全移籍が発表された。去年のシーズンでは、ノルウェー1部リーグで25試合27得点を挙げ、得点王とMVPを受賞した。4月26日にチームに合流すると、5日に行われたカップ戦・柏戦では移籍後初出場で先発すると、早速、先制ゴールを決めていた。
ユンカーにとってこの試合は、Jリーグデビュー戦であり、ホームデビュー戦だった。試合後の会見でデビュー戦でのゴールの感想を問われると、「とても気持ちが良かったです」と笑顔を見せた。
チームも効果的に攻撃を仕掛けることができず、前半15分の自身ヘディングシュートも外れてしまい、前半から決定機は少なかった。それでも試合後の会見でユンカーは、「FWは試合の流れに関係なく、ペナルティーエリアにボールが来たら、点を取る準備をしていなければならない」と、ゴールを狙っていたことを明かした。
先制点を挙げたシーンについては、「非常に良いコンビネーションで、武藤の素晴らしいアシストがあり、押し込むだけだった」と話した。少ないチャンスをしっかりと決め切り、チームに貢献した。
3歳でサッカーを始め、父も元プロサッカー選手だというユンカーは、186センチの長身に加えて、足元の技術が高く、素早さも兼ね備えている。
Jリーグの歴史の中でもデンマーク人のストライカーの加入は珍しいが、先日行われた加入後の会見では、移籍先に浦和を選んだ理由について問われると、「日本には冒険をしに来た」と話した。