■「アジアで一番だと思っている」

「日本にはハイレベルなサッカーがあり、生活面も良く、アジアで一番だと思っている。サッカー選手は、サッカーをすることで旅ができ、異なる文化に触れて、人間として成長できる。日本のJリーグで挑戦したいとずっと思っていた」と、日本での活躍と成長を意気込んだ。

 ユンカーは日本文化についても関心が高く、日本語の学習に励んでいるという。新型コロナウイルスの影響で、来日後2週間の隔離を経てチームに合流したが、その期間にも浦和の試合をずっと観戦していたと明かし、チームに馴染もうと努力してきた。

 初めてのホーム戦での勝利については、「幸せな表情の人たちがたくさんいて、素晴らしい雰囲気だった。僕たちは、そのためにサッカーをしているようなものです。ファンのために、自分たちは一体となって戦い続け、応援のお返しとして今日のように勝利を届けたい」と、笑みをこぼした。

 最近の浦和は、ボールを保持することはできるものの、チャンスを決め切る精度が課題となっていた。新加入のユンカーが浦和を上昇へと導く救世主となるかもしれない。

 

■試合結果

浦和レッズ 2-0 ベガルタ仙台

 

■得点

58分 キャスパー・ユンカー(浦和レッズ)

75分 阿部勇樹(浦和レッズ)

PHOTO GALLERY 浦和対仙台 2021年5月10日のユンカー、阿部、鈴木彩艶の雄姿
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