■5月9日/Jリーグ第13節 浦和レッズ―ベガルタ仙台(埼玉)
J1第13節が行われ、浦和レッズとベガルタ仙台が対戦した。後半13分に新加入のFWキャスパー・ユンカーがリーグデビュー戦でゴールを決めて先制すると、後半30分にもMF阿部勇樹がFKを直接決めて、2-0で勝利した。
浦和は5月1日に行われた第12節の福岡戦から先発3人を入れ替えて臨んだ。GKは18歳の鈴木彩艶。ダブルボランチには39歳のベテラン・MF阿部勇樹が、Jリーグデビューとなるユンカーが2トップの一角をそれぞれ務めた。
最近のリーグ戦では、前線からのプレスでボールを奪い、ボールを動かしながら攻撃を組み立てるというスタイルを見せていた浦和だったが、この試合の前半ではなかなか発揮されなかった。前半6分にはパスミスをMF氣田亮真に拾われ、ペナルティーエリア内でパスを受けたFW西村拓真にシュートを打たれるが、GKの鈴木が相手の決定機を防いだ。一方、前半15分には浦和がチャンスをつくる。左サイドからFW武藤雄樹がクロスを送ると、ゴール前にいたユンカーが頭で合わせるが、これはバーの上へと外れた。
0-0まま折り返すと、後半13分に浦和に先制点が生まれる。MF小泉佳穂とのワンツーで武藤が飛び出すと、ペナルティーエリア内でパスを受けたユンカーが左足を振り抜き、ネットを揺らした。ユンカーは、5日に行われたカップ戦・柏戦で移籍後初スタメンとなり、その試合でもゴールを決めている。浦和に加入してから公式戦2試合連続ゴールを記録することになった。
さらに後半30分には、小泉がファウルを受けて浦和がFKのチャンスを得る。キッカーを務めた阿部がこれを直接ゴールに沈めて、浦和がリードを広げた。その後は相手の攻撃を跳ね返し、後半41分には古巣対決となったMFマルティノスのミドルシュートを鈴木がセーブするなど、相手の得点を許さなかった。試合はこのまま終了し、浦和が2-0で勝利した。