【J1分析】浦和は今季2度目の連勝ならず(2)支配率68%もシュートは6本…リカルド監督「改善点は押し込んだ後」の画像
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督 写真/中地拓也

■5月1日/Jリーグ第12節 アビスパ福岡浦和レッズ(ベススタ)

 浦和レッズはアウェーでの福岡戦に臨み、0-2で完封負けとなった。対戦回数こそ少ないものの、浦和とって福岡はJ1での対戦成績は6連勝中と相性の良い相手だったが、福岡戦では1999年9月以来となる、22年ぶりの敗戦を喫した。

 浦和は序盤からボールを支配する時間が続いたが、ボール支配率は68%と相手を大きく上回った一方で、シュート数はわずか6本にとどまり、相手のシュート数10本に及ばなかった。

 立ち上がりから攻め込む浦和だったが、開始早々に先制したのは福岡だった。前半8分、相手のクロスボールに反応して飛び出したGK西川周作がペナルティエリア内で交錯し、DF明本考浩と接触した。西川はボールを一旦キャッチしたものの、接触によってファンブル。こぼれたところをFWブルーノ・メンデスに押し込まれ、先制点を献上してしまう。

 前半15分、右CKの流れからFW武藤雄樹がシュートを打つも、福岡のGK村上昌謙のファインセーブにあい、ネットを揺らすことができない。浦和は、持ち味となりつつあるボールをキープしながら攻撃を組み立てるスタイルを展開するが、ゴール前まではボールを運ぶことができるものの、シュートまで持ち込めないシーンが続く。

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