J1リーグ第12節 鹿島アントラーズーヴィッセル神戸
5月1日(土)|17:00 ニッパツ三ツ沢球場
率いるのは、ともに「新監督」だ。シーズン途中での監督交代という荒療治の後を受けた、後任監督同士。バトンを託された覚悟を胸に、激突する。
今季J1最初の監督交代は、横浜FCで起きた。OB選手であり、引退後も一貫してクラブに携わり続けたユースチームの監督が、トップチームを導くことになった。「この横浜FCへの想いは誰にも負けません」。早川知伸監督は、そう覚悟を語っている。今はとにかく、今季リーグ戦初勝利を狙い続ける。
横浜FCの指揮官交代翌週に就任が発表された相馬直樹監督は、自身も川崎フロンターレで解任を経験している。前体制ではコーチを務めており、責任感はひとしおだろう。
技術、戦術はもちろん大事だが、強いメンタリティという土台がなければ、その力は十分には発揮されない。「魂」の強さを見せる一戦となる。
■横浜FC
20位 勝ち点2 0勝2分9敗 7得点32失点 得失点差-25
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
ル○2-0 柏(H)
L●0-5 横浜FM(A)
ル●1-2 浦和(H)
L△2-2 柏(H)
L●0-3 浦和(A)
【通算対戦成績】
H 2試合・1勝0分1敗
A 2試合・0勝0分2敗
計 4試合・1勝0分3敗
【直近対戦成績】
2020年10月10日 J1第21節 ●2-3(A)
2020年 8月19日 J1第11節 ○1-0(H)
2007年 8月25日 J1第22節 ●1-2(A)
2007年 4月14日 J1第 6節 ●0-1(H)
【今節のみどころ】
リーグ戦前節は、横浜F・マリノスとのダービーで0-5と大敗し、サポーターからブーイングを浴びた。だが、ミッドウィークのルヴァンカップでは、柏レイソル相手に今季初勝利を記録。その勢いを、リーグ戦につなげたいところだ。
勝利の意味は大きい。しかも、「ゼロ」からプラスへと浮上したのだから、なおさら重みがある。ターンオーバーしたカップ戦での勝利を経験したメンバーから、何人かの選手をリーグ戦での起用につなげることも十分に考えられる。
柏戦では、自分たちの狙うサッカーを貫いて勝利をつかんだ。この試合でも、それが勝利への最短距離だと信じて、自分たちのスタイルを続けるだけだ。