今季、手倉森誠監督が復帰したチームにあっても攻撃の核と期待されており、新たに加入したマルティノスと攻撃的な2列目を構成する予定だったが、今季も負傷で出遅れてしまい、実現することはなかった。今季はスタジアムに試合を見学に来ることはあったというものの、試合に出場することはなかった。

 現在の仙台は多国籍軍団で、多くの外国籍選手が所属している。GKヤクブ・スウォビィク(ポーランド)とDFシマオ・マテ(モザンビーク)という昨年から所属している2選手に加えて、今季からマルティノス(キュラソー)が所属。そして先日の横浜FC戦でMFエマヌエル・オッティ(ガーナ)がデビューした。

 さらに、GKストイシッチ(セルビア)が“バブル”を経てチームに合流しており、守備的MFフォギーニョ(ブラジル)も日本に入国して隔離措置を受けている。また、22歳の長身FWフェリペ・カルドーゾ(ブラジル)の加入も発表しており、今後、日本に入国する予定だ。

 クエンカが退団しても、FWに1人、攻撃的MFに2人、守備的MFに1人、最終ラインに1人、GKに2人という、6国籍7人の外国籍選手がいることになる。

 オッティは筋肉質な下半身を生かした力強いドリブルが特徴で、マルティノスはぬるぬるとしたドリブルが武器。シマオ・マテはフィジカルと高さに優れたセンターバックで、スウォビィクは神がかったシュートストップが売りの守護神。そしてカルドーゾは、高さと強さがあって一人でも打開を図れるストライカーで、フォギーニョは中盤の底でボールを刈り取る能力に長けている。

PHOTO GALLERY ■【画像】イサック・クエンカのベガルタ仙台でのプレー写真全13枚■
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