■４月１８日／Ｊ１第１０節 川崎フロンターレ１―１サンフレッチェ広島（等々力）
サンフレッチェ広島が、王者・川崎フロンターレの連勝を５で止めて見せた！
２連敗中の広島が敵地に乗り込んでの一戦は、試合開始直後から苦しい展開となった。リーグ随一の攻撃陣が広島ゴールへと襲い掛かり、防戦一方。立て続けにチャンスを作られてはシュートを撃たれる。 センターフォワードのレアンドロ・ダミアンにはＤＦ今津佑太がマンマーク気味でついて自由を奪い、シュートを封じることには成功したが、最前線を抑えても他にタレントがいるのが王者たるゆえん。
右ウイングの三笘薫にドリブルで迫られ、左ウイングの家長昭博のキープ力と神出鬼没な動きに翻弄され、さらにインサイドハーフの脇坂泰斗の再三の飛び出しに悩まされる。それを粘り強く守っていたものの、３８分、家長にゴールを決められてしまう。その後も川崎に攻め続けられ、攻撃に転じることのできなかった広島は、前半をシュート数０で終える。
後半、ＶＡＲで取り消された三笘薫の“追加点”でヒヤっとしたものの、やはり、川崎がゲームを支配。それでも引き続き粘り強く守っていた広島に、チャンスは突然、訪れる。ＧＫ大迫敬介からのロングフィードを、ＦＷジュニオール・サントスが川崎ＤＦジェジエウと体を入れ替えるようにして前に運ぶ。パワーとスピードを生かしてそのまま川崎ゴール方向に突進し、昨季のＪリーグベストイレブンにも選ばれたＤＦ谷口彰悟の守備も避けながらシュートを狙ったのだ。
