■4月18日/J1第10節 川崎フロンターレ1―1サンフレッチェ広島(等々力)
サンフレッチェ広島の10番・森島司が、プレーでもプレー以外でもサポーターを魅了した!
敵地に乗り込んでの王者・川崎フロンターレとの一戦は序盤から川崎の猛攻にさらされ、38分に失点。その後も攻めに攻められ、結局前半は川崎に13本のシュートを撃たれながら、広島はシュート0という厳しい展開となった。
反撃の糸口を探った後半、広島に笑みをもたらしたのがFWジュニオール・サントスとMF森島司だ。65分、ジュニオール・サントスがGK大迫敬介からのロングフィードを、川崎DFジェジエウと体を入れ替えるようにして受ける。パワーとスピードを生かしてそのまま川崎ゴール方向に突進し、昨季のJリーグベストイレブンにも選ばれたDF谷口彰悟の守備も避けながらシュートを狙う。
このシュートは一度はゴールポストに嫌われるのだが、左サイドに流れたボールに森島が詰めて、見事同点弾を決めてみせた。王者にプレッシャーをかける殊勲ゴールを、広島イレブンは森島の元に駆け寄って祝福した。