■ポイントは、いかに早くボールを奪えるか
「お互いに最終ラインから優位な状況をつくろうとしてプレーするので、スペインとはすごく良いゲームになると思います。試合のポイントになるのは、相手陣でいかに早くボールを奪って攻撃できるか。
日本のDFも相手選手の質に苦戦すると思いますが、スペインのDFも三笘薫選手や久保建英選手、相馬勇紀選手、林大地選手らのプレーには気を抜けないと思います。スペインなどの強敵相手に勝ち切ることができるかは、実際に大会が始まってみないとわかりませんが、優勝候補と言われるアルゼンチンに勝てる能力を持っているといることを示せたのですから、五輪でもやれるはずだと思います」
U-24日本代表は東京五輪への準備の締めくくりとして、大会開幕直前にスペインと親善試合を行うことが決定している。
いったいどんな試合になるか、楽しみだ。
Alex Larrea
スペイン、サンセバスチャン出身.元スペインサッカー協会会長の父、U-21スペイン代表で現在レアル・ソシエダ育成部長の兄など、エリートぞろいのサッカー一家で育つ。自身もカナダでプロとしてプレーした後、一度は会社員となるも、再び指導者としてサッカーの世界へ。ヨーロッパ最高位の指導資格であるUEFAプロライセンスを取得し、現在は日本でDV7サッカーアカデミーのディレクターコーチを務める。